ピラティスと筋トレの共通点
筋肉を鍛え基礎代謝を上げることはピラティスにも筋トレにも共通することです。又シェイプアップ・ダイエット効果にも期待ができます。
ではピラティスと筋トレの違いはどのようなものがあるのでしょうか?
ピラティスと筋トレの違いやそれぞれの特徴・鍛えることによる効果、デメリットなど「ピラティスと筋トレの違う点」について詳しく見ていきましょう。
ピラティスと筋トレの違う点
- 筋肉の使い方
ピラティスはインナーマッスルとアウターマッスル両方を使いますが、筋トレではアウターマッスルを主に使っています。
インナーマッスルは関節周囲や骨盤を支えるなど、身体の深層部に存在し、人間の650種類の筋肉の中で90%占めています。
また、身体の表面近くにあるアウターマッスルは、インナーマッスルより太くて長く、強く、パワーがあります。
ⅰ。インナーマッスルの特徴や鍛えることによって生まれる効果&デメリット
脊柱や骨盤などの骨や関節の動きをサポート、安定させるインナーマッスルは正しい姿勢(バランス)の長時間維持やアウターマッスルを補助します。
インナーマッスルを鍛えると身体が安定して大きなケガをしにくくなり、お腹まわりが引き締められ、ヒップアップ、背骨の正しいS字カーブを維持し姿勢がよくなる効果が期待できます。
また、全身の血流がよくなり、むくみや冷え性などの様々な症状を緩和させたり、自律神経を整え、循環器・消化器・呼吸器などの活動をよくすることにつながります。
内臓を正しい位置に戻し、腸内環境が良くなり消化機能も高まり、便秘解消でお腹引き締めに効果的です。
又、ゴルフ、水泳、バレエ、ダンスなどあらゆるスポーツのパフォーマンスアップや精神的安定とホルモンのバランスが整い、生理不順、更年期症状の緩和にもつながります。
骨盤底筋群(内臓を支える位置にある筋肉群)が強化され尿漏れ改善など、 様々なケガや病気から体を回復させるためのリハビリに効果があります。
また、脂肪燃焼、基礎代謝UPにつながりダイエット効果も期待できます。
インナーマッスルを鍛えるのには 小さい筋肉のため、人によって感覚が分かりにくくて時間がかかり、筋肉のボリュームアップには向いてないことがあります。
ⅱ。アウターマッスルの特徴や鍛えることによって生まれる効果&デメリット
アウターマッスルをメインに使う筋トレは 大きな力を生み出す、関節を動かす、身体を外部の衝撃から守り、鍛えるほど肥大する特徴があります。
アウターマッスルを鍛えると瞬発力が高まるため瞬発力を必要とする陸上競技など、スポーツ技能を上げたい人に効果的です。
又、筋力アップしたり、主に酸素を使わず、体内に蓄積されている糖分をエネルギーにして脂肪を燃焼させ代謝UPさせます。
筋トレは体のバランスが整えてないまま行っていたり、重さにこだわりすぎると肩、膝、腰、手首などを痛める可能性もありますので注意する必要があります。
ピラティスと筋トレの違い&ピラティスを選ぶ理由
ピラティスは内面へのアプローチ(内面意識)とmind body connectionができます。深部や細かい部位を動かすために、体を繊細に感じ、イメージしていくことにより細部まで使う感覚が出ることになります。そのため、より身体の内部に意識を集中させます。
体の細かい部位(関節一つ一つなど)、深部、足の指先など遠い部位を動かすことができるということは、意識(マインド)と身体(ボディ)を繋げておかなければ動かすことができません。
また、意識を身体に集中させることにより、余計な外部の情報にとらわれないようにすることが、今の自分の状態を把握していきやすく、心の状態や身体の状態、例えば筋の緊張状態なども客観的に把握しやすくなります。
自身を客観的に見て、把握することで、内面と外面のバランスがわかり、ケアが出来るようになります。
心と身体のバランスが良くなるということは、快適に過ごすことができる大事な要素です。